岩場支点
2021年6月26日
暫く登ってないルートに行った。
上部支点用に木の根元(私の腰回り程の太さ)にスリングでとってもあった木だが、10年以上前は頑丈でびくとも動かなかったが、枯れて来て手で触っただけで動く。
5kg程の力を加えただけで根っ子から千切れ落ちた。
ヤバイと思い数年前アンカーと繋いでバックアップをとってあった。
そのアンカーをステンのハンガーを取って確認したらヤバイことになっていた。
ハンガーを支えるボルトの部分が腐食して半分になっている。
もう一つ下のアンカーも似たようなものだったので使えないがその横のアンカーは大丈夫だったのでそれに支点を取り、上部の横からの松木2本からスリングで支点をとった。
計3本で支点をとって懸垂下降した。
ルート上のアンカーがこのような状態なら墜落して支点に強い衝撃がかかったらヤバイので、このルートだけ確認したが大丈夫だった。
他のルートもこのような状態なら確認してステンのケミカルに替えて行かないとヤバイことになる。
全てステン・ケミカルアンカーにしたら費用は何十万と掛かりそう?中型のオートバイが買えるかな?
工業用アンカーでメッキしてあっても雨で腐食が進む耐久性は15年位か?雨が当たらない所で30年?
この岩場で先人が打ったハーケンやボルト類は安心して使えない。
人の打った物は信用してはいけませんよ。自己責任でクライミングして下さいね。
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